法人・事業所への届け方

オフィスへのポスティングとは — 事業所のポストへ届ける仕組みと向く商材

オフィスへのポスティングとは、会社の事務所や店舗、診療所といった事業所のポストへ、チラシや案内を直接投函して届ける方法です。一般に、住宅へ届けるポスティングと区別して、「事業所向けポスティング」や「BtoBポスティング」と呼ばれることがあります。住宅向けは暮らす人に、事業所向けは働く人や店を営む人に届く点が違います。この記事では、オフィスへのポスティングの仕組み、住宅向けとの違い、向く商材と向かない場面、届けにくい場合、事業所に読まれるチラシの考え方を、順に整理します。

オフィスへのポスティングとは — 事業所のポストへ届ける方法

オフィスへのポスティングは、対象を事業所に限ったポスティングです。オフィスビルやテナントビルの入居事業所、店舗、戸建ての事務所などのポストに、チラシを投函します。

ここで大事なのは、届け先をどう決めるかです。事業所ポスティングは、特定の会社名を指定して送るDMとは違い、届けたいエリアを決めたうえで、エリアの中の事業所に届けていく方法です。住所や社名のリストを用意する必要がなく、リストにない事業所にも届く点が、宛名のあるDMとの違いです。

当社のオフィスポスダイレクトも、この考え方のサービスです。リストに基づいて指定した宛先へ届けるのではなく、配布員がエリアの中を回りながら事業所を見つけて、ポストへ投函します。このため、「このビルのこの会社へ指定して届ける」という使い方には向きません。「このエリアの事業所に広く知ってもらう」使い方に向きます。

表1: 住宅向けポスティングと事業所向けポスティングの違い

比べる点住宅向けポスティング事業所向けポスティング
届く相手暮らす人(家族)働く人、店や事務所を営む人
決める人多くは本人や家族担当者、店主、責任者など。購入の判断が社内で分かれることがある
向く商材日用品、飲食店、教室、住宅関連など生活者向け事務用品、通信、清掃、業務支援など法人向け。ビジネス街で働く人向けの飲食やスクールなど
見られる時間在宅の時間帯に、ポストから取り出される営業時間中に、社内で仕分けされる
配布しやすい日平日・休日とも配布できる(休日は在宅が多い)平日のほうが配りやすい傾向がある。土日祝も配布は可能だが、閉まっている建物もある

(読み方: 同じポスティングでも、届く相手と、見られ方が違います。ポスティング全般の仕組みはポスティングとはで説明しています。)

事業所向けポスティングが向く商材

事業所向けのポスティングが向くのは、多くの事業所が日常的に使い、担当者の判断で問い合わせや見積もりに動ける商材です。

共通するのは、「検討期間が短く、担当者の判断で動ける」「同じ商材を使う事業所が多い」点です。金融や不動産、大きな設備のように、検討が長く複数人で決める商材は、事業所のポストへの投函だけでは足りません。宛名のあるDMや訪問との組み合わせを考えるほうが現実的です。DMとの使い分けは法人向けDMの送り方で整理しています。

  • 業務を支えるサービス:清掃、警備、設備の点検、通信回線、複合機や事務用品、名刺・印刷など。
  • BtoBのITサービス:業務効率化のツールなど。電話や訪問の前に、名前を知ってもらう役割が期待されます。
  • 士業・コンサルティング:税理士、社労士、弁護士などの案内。事業所の近くの中小企業に知ってもらう目的で使われます。
  • 福利厚生・健康管理:健康診断、ストレスチェック、産業医など、総務や人事の担当者に向けた案内。
  • 働く人向けの飲食・スクール:ランチのメニューや配達、仕事帰りに通える教室など。BtoBの商材ではありませんが、ビジネス街で働く人が相手になります。

向かない場面と、届けにくい場合

事業所向けのポスティングには、向かない場面と、届けにくい場合があります。事前に知っておくと、期待と結果のずれが小さくなります。

また、投函にあたっては、建物の掲示(チラシ投函禁止、関係者以外立入禁止など)を守るのが基本です。掲示がある建物へは入らず、投函しないのが一般的な考え方です。法律上の扱いは個別の状況により異なりますので、疑問があるときは専門家へご確認ください。

  • 特定の会社へ確実に届けたい場合:エリアの中の事業所に広く届ける方法のため、狙った1社に届ける目的には向きません。その場合は、宛名のあるDMや訪問のほうが合います。
  • 決裁者に直接渡したい場合:事業所のポストへ投函するため、社内で仕分けされ、担当者や決裁者の手元に届くまでに時間がかかることがあります。人を介して受付・担当者へ渡したいなら、手渡しが候補です。
  • 休日の配布を前提にする場合:土日祝の配布は可能ですが、雑居ビルなど休日は閉まっている建物もあり、平日のほうが配りやすい傾向があります。
  • 事業所の少ないエリア:住宅地では事業所の数が少なく、広い範囲を回ることになります。オフィス街と住宅地では、事業所の密度が大きく違います。
  • ポストのない・投函できない建物:ポストが外から見えない、受付で受け取らないといった建物では、届けられないことがあります。

事業所に読まれるチラシの考え方

事業所のポストに入ったチラシを手に取るのは、多くの場合、忙しい担当者です。住宅向けとは、読まれ方が違います。

チラシは社内に置かれ、複数人の目に触れることがあります。紙として残るため、後から必要になったときに探し出される可能性もあります。連絡先を見つけやすくしておくことが、そのまま反応につながります。チラシ全体の作り方に関わる考え方はDMの作り方の内容も参考になります。

  • まず「誰のどんな困りごと」かを書く:「経費の見直し」「手間を減らす」など、事業所の課題に直結する見出しにします。
  • 1枚で伝える内容を絞る:課題、解決の方法、メリット、問い合わせ先の順に、短くまとめます。
  • 連絡先を分かりやすく:電話番号、問い合わせのQRコード、受付時間を、大きく見やすく載せます。
  • 近隣の事例や実績を添える:同じエリアの事業所での導入例などがあれば、信頼感につながります。
  • 相談の入り口を低くする:無料の見積もりや相談など、小さな一歩から始められる形にします。

届ける時期と回数の考え方

事業所向けのポスティングは、1回で結果を決めるより、時期と回数を決めて繰り返し届けるほうが読みやすくなります。

また、エリアごとに連絡先やQRコードを変えておくと、どのエリアから反応が来たかを見比べられます。結果は数日ではなく、数週間から数か月の単位で見るのが、BtoBでは一般的です。反応の数え方はポスティングの効果測定が参考になります。

  • 平日の日中に届ける:事業所が開いている時間帯に配ると、投函できる建物が増える傾向があります。
  • 業務が立て込む時期を避ける:月末、年末年始、お盆などは、チラシが読まれにくいことがあります。
  • 検討のタイミングと重ねる:契約の更新や予算を考える時期など、相手が見直しを考える時期の前に届くと、検討の材料にされやすいといわれます。
  • 同じエリアへ繰り返し届ける:BtoBは、必要になる時期が事業所ごとに違います。同じエリアへ間隔をあけて届けると、必要になった時期に目に触れる機会が増えます。

他の手段との組み合わせ方

事業所ポスティングは、エリアの事業所に広く知ってもらう役割を担います。そのあとに何を重ねるかで、結果の出方が変わります。

当社は、ポスティング、手渡し、ダイレクトメール、デジタル配信などの手段を、エリアと目的に合わせて組み合わせて設計します。事業所のポストへ届けるオフィスポスダイレクトは、そのはじめの接触を担うサービスです。対応できるエリアや条件は個別にご相談ください。BtoBの集客全体の考え方はBtoBの集客方法にまとめています。

  • 電話や訪問の前に:チラシで名前を知ってもらっておくと、後の連絡が受け入れられやすくなります。
  • 宛名のあるDMと:反応のあった先や、狙いたい企業へ、資料を添えたDMで検討を深めます。
  • 手渡しと:配達員が配達のついでに受付・担当者へ手渡しする方法(エコ配手渡し)を重ねます。配布エリアや相手は指定できず、提供エリアは限られます。
  • デジタル配信と:同じエリアに、あとから広告を配信して再び思い出してもらいます。

まとめ

オフィスへのポスティングは、事業所のポストへチラシを届ける方法で、特定の会社ではなく、エリアの事業所に広く知ってもらうことに向いています。向くのは、検討が短く、担当者の判断で動ける商材です。決裁者へ直接届けたい、特定の会社を狙いたい場合は、手渡しや宛名のあるDMとの組み合わせを考えます。事業所の密度、配布しやすい曜日、掲示への配慮を事前に確かめておくと、結果が読みやすくなります。

よくあるご質問

オフィス・事業所向けのポスティングとは、どんな方法ですか?

事業所のポストへチラシを直接投函する方法です。当社のオフィスポスダイレクトでは、配布員がエリアの中を回りながら、オフィスビル、店舗、戸建ての事務所などを見つけて投函します。住所リストを用意していなくても利用できます。

特定の会社だけに届けることはできますか?

事業所ポスティングは、エリア内の事業所に広く届ける方法のため、特定の会社を指定して届ける目的には向きません。特定の企業へ届けたい場合は、宛名リストを使った郵送DMやメール便DMをご検討ください。

BtoBではなく、ビジネス街で働く人向けの飲食店でも使えますか?

はい。ビジネス街で働く層を相手にする飲食店、フィットネス、資格スクールなどにもご利用いただけます。

土日や祝日にも配布できますか?

配布は可能です。ただし、雑居ビルなど休日は閉まっている建物もあるため、平日のほうが配りやすい傾向があります。

関連するエリア指標

このテーマを検討する際に参考になりやすいエリア指標です(当社エリアページで市区町村単位に公開しています)。

事業所密度昼夜間人口比
エリア別特性の一覧を見る

相談する

事業所向けの配布について、対象エリアと目的に合わせたご提案が可能です。まずはお問い合わせください。

お問い合わせへ