チラシの届け方と媒体選び

DMの費用は何で決まるか — 1通あたりと総額の組み立て方

DMの費用は、通数に応じて増える部分と、通数が変わってもあまり変わらない部分に分けて考えると、見通しやすくなります。1通あたりの費用は、DMの形、サイズと重さ、届け方、加工、宛名の扱いで決まり、総額は、それに通数と、デザインや設定などの固定的な費用が加わって決まります。この記事では、金額は載せず、1通あたりと総額がどう組み立てられるか、見積を受け取ったときに何を確かめるかを、依頼する側の視点で整理します。以下は一般的な考え方の整理で、費用や反応を約束するものではありません。

この記事の要点

  1. DMの総額は、通数に応じて増える費用と、通数にかかわらず必要な費用に分けて考えます。
  2. 1通あたりの費用は、形(はがき・封書など)、サイズと重さ、届け方(郵送・メール便・無宛名)、加工、宛名の扱いで変わります。
  3. 見積は、1通あたりの数字だけでなく、リスト・制作・発送作業・送料が含まれているか、戻ってきた分の扱いを確かめます。

この記事で扱うこと

チラシ配布全体の費用の見方はチラシ配布の費用は何で決まるかにまとめています。DMとは何か、届け方の種類はダイレクトメール(DM)とはに、自社で発送するか外注するかの判断はDMを自社で発送する場合と外注する場合の違いにあります。この記事は、DMの費用が何で決まるかに絞ります。

宛名リストをどう用意するか(買う・借りる)は宛名リストの用意に、圧着はがきと、はがき・封書との違いは圧着はがきとはにあります。

1通あたりと総額は、別のものとして見る

DMの総額は、おおまかに「通数にかかわらず必要な費用 +(1通あたりの費用 × 通数)」と考えられます。前半には、デザイン・原稿の制作や、データの設定などが入り、後半には、印刷、封入、送料などが入ります。

通数が増えると、1通あたりが下がる項目もあれば、下がらない項目もあります。たとえば印刷は、枚数が増えると1枚あたりが下がることがあります。一方、送料は、郵便の区分や条件で決まるため、通数だけでは決まりません。1通あたりの数字だけを見て比べると、総額が見えなくなります。

比べるときは、同じ形、同じ通数、同じ届け方にそろえて、総額と1通あたりを両方見ます。

表1: DMの費用の項目と、何で動くか

DMの費用は、次の6つの項目に分けて見ると、見積の中身が読みやすくなります。

項目何で動くか通数との関係
デザイン・原稿の制作内容の量、点数、素材がすでにあるか通数にかかわらず必要。内容による
印刷形、色数、紙の種類、加工、枚数枚数に応じて増えるが、1枚あたりは下がることがある
宛名リストの用意自社のリストを使うか、購入する・借りるか。件数と絞り込みの条件件数に応じる。新しく用意する場合に加わる
宛名の印字・封入・加工宛名の印字の有無、圧着・封入・折りの有無、同封物の数通数に応じる。加工が複雑だと、1通あたりが上がる
届ける費用(送料・配達料)届け方(郵送・メール便・無宛名)、サイズ、重さ、区分、割引の条件通数に応じる。区分や条件は公式の案内で確認する
発送の作業・管理仕分け、差し出し、到着の確認、戻ってきた分の扱い通数と日程によって変わる
(読み方: 当社が整理した項目の目安です。見積では、これらが別の行に分かれているものと、1つの総額にまとまっているものがあります。)

宛名を印字しない無宛名DMは、宛名の印字の作業はなくなりますが、住所のリストにもとづいて個別の住所に届けるため、リストの用意は必要です。

届け方で、費用の組み立てが変わる

紙のDMの届け方は、大きく3つあります。違いはダイレクトメール(DM)とはの表にあります。ここでは、費用の見方に絞ります。

郵送DM:
郵便を使うため、はがきか封書か、定形か定形外か、重さや厚みの区分で、送料の条件が変わります。差し出す通数などによる割引の条件があり、料金は改定されることがあるため、金額はこの記事に書かず、日本郵便の公式の案内で、発送の前に確かめます。
メール便DM:
郵便以外の配達事業者を使う届け方です。対応できるエリアや条件が、届け先と事業者によって異なります。対応の可否と、費用の組み立ては、個別に確かめます。
無宛名DM:
宛名・住所のある個別のリストにもとづいて届けますが、投函するものには宛名や住所を印字しない方法です。対応できるかどうかは、エリアや条件によって異なります。

どの届け方が費用を抑えやすいかは、形、重さ、届け先のエリア、通数によって変わるため、一概には決められません。比べるときは、同じ形・同じ通数・同じ届け先で、それぞれの見積を取ります。

形・サイズ・重さが、費用に響く

はがきか、封書か、圧着はがきか、同封物があるかによって、印刷・加工・封入の費用と、送料の区分が変わります。同封するものが増えて重くなったり、サイズが規格を超えたりすると、送料の区分が変わる場合があります。

「あと1枚入れたい」「紙を厚くしたい」といった変更は、印刷だけでなく、送料にも響くことがあるため、形を決めたあとに変えるときは、見積をもう一度確かめます。圧着はがきと、はがき・封書との違いは圧着はがきとはにあります。

見積を受け取ったときに確かめること

DMの見積は、書き方が見積ごとに違います。総額だけでなく、次の点を確かめてください。

何が含まれているか:
制作、印刷、宛名リスト、宛名の印字、封入、送料、発送の作業のうち、どこまでが見積に入っているか。
1通あたりの数字の範囲:
1通あたりと書かれた数字が、印刷だけなのか、送料や封入まで含むのか。
送料の扱い:
見積に含まれるのか、実費で別に精算されるのか。
リストの費用:
宛名リストの用意が必要な場合、件数と絞り込みの条件に応じて加わるか。
戻ってきた分の扱い:
宛先不明などで戻ってきた分の、確認や再送の扱い。
条件がそろっているか:
複数の見積を比べるとき、通数、形、届け方、日程がそろっているか。見積がいつまで有効かも確かめます。

費用は「反響1件あたり」でも見る

DMは、届ける相手を決めて届けるため、通数が少なくても、反響のあった数との組み合わせで、費用を見ることができます。総額だけでなく、反響1件あたりの費用で見る考え方は、チラシ配布の費用は何で決まるかに計算の例があります。

日程は、デザイン・印刷・宛名・差し出しの順に進むため、希望の日から逆算して早めに相談します。依頼から配布までの流れはチラシ配布の依頼から配布までの流れと日程の考え方にあります。

当社の関わり方

当社は、ダイレクトメールを含む11の媒体を横断して、エリアと目的に合った組み合わせを設計する立場です。

DMは、通数、形、届け方(郵送・メール便・無宛名)、宛名リストの有無、日程をうかがい、条件ごとにお見積りをご案内しています。金額や相場は掲載していません。制作パートナーとの連携により、印刷から発送までまとめてご依頼いただけます。原稿・デザインは内容や状況によりますので、まずご相談ください。対応できるエリアや条件は、個別にご案内します。詳しくはダイレクトメールのページをご覧ください。

まとめ

DMの費用は、通数に応じて増える部分と、通数にかかわらず必要な部分に分けて見ると、組み立てが分かります。1通あたりの費用は、形、サイズと重さ、届け方、加工、宛名の扱いで変わり、総額は、それに通数と制作などの固定的な費用が加わって決まります。見積を受け取ったときは、1通あたりの数字だけでなく、リスト・制作・送料・発送作業が含まれているか、戻ってきた分の扱いを確かめ、同じ条件にそろえて比べます。

よくあるご質問

DMは、1通いくらくらいかかりますか?

1通あたりの費用は、形、サイズと重さ、届け方、加工、宛名の扱いによって変わるため、一つの金額は示していません。通数、形、届け方、宛名リストの有無をお知らせいただければ、条件ごとにお見積りします。

通数が増えると、1通あたりの費用は下がりますか?

項目によって異なります。印刷のように、枚数が増えると1枚あたりが下がることがある項目もあれば、送料のように、郵便の区分や条件で決まるため、通数だけでは決まらない項目もあります。総額と1通あたりの両方で見てください。

郵送DMとメール便DMは、どちらが費用を抑えられますか?

形、重さ、届け先のエリア、通数によって変わるため、一概には決められません。メール便は、対応できるエリアや条件が個別に異なります。同じ形・同じ通数で、それぞれの見積を取って比べます。

宛名リストがない場合、費用はどうなりますか?

宛名のあるDMはリストが前提のため、リストの用意が必要な場合は、その分が加わります。企業・個人事業主などの送付先リストは、当社経由でご購入いただくこともできます。一般の個人向けのリストは、個人情報の観点から、ご用意が難しくなっています。

戻ってきたDMは、どう扱われますか?

依頼先によって異なります。宛先不明などで戻ってきた分の確認や再送を、見積に含むのか、別に扱うのかを、依頼する前に確かめておくと、行き違いが減ります。

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